ヘッドフォンが無償で新品交換に!延長保証の正しい活用方法

商品レビュー

家電量販店で製品を購入するとき、「延長保証」を付けるか選べることがあると思います。

一昔前より製品の性能が上がったことなどにより製品寿命が延びてますが、標準的なメーカー保証期間は購入日から1年間というのは今も変わりません。

そのため、家電を購入するとき、メンテナンスコスト(修理費)をかけることなく製品を1日でも長く利用することを目的として、家電量販店独自の延長保証があれば、それを付けて購入するようにしてます。

先日、家電量販店で購入したヘッドホンが故障したとき、延長保証に加入していたおかげで、代替品として新品が提供されました。しかも無償で新品交換されたのです。

どのような場合、新品交換してくれるか、実際に故障から新品交換までの流れをお伝えいたします。

ヘッドフォンを購入

以前からワイヤレスイヤホンを利用していましたが、耳の中が炎症したようで、お医者さんからヘッドフォンの利用を推奨されました。

ヘッドフォンなら耳の中にものを詰めないので炎症が起こりにくくなる、というのです。

ワイヤレスイヤホンは軽くて持ち運びが楽なので重宝してましたが、お医者さんのコメントでワイヤレスヘッドフォンの購入に踏み切ることになりました。

ヘッドフォン購入時に延長保証を適用

購入したのはBOSEのQuietComfort 45(QC45)ヘッドフォン。ワイヤレスイヤホンもBOSE製のものを利用し、優れたノイズキャンセリング機能が気に入っています。

店頭でQC45ヘッドフォンを試聴したところ、ノイズキャンセリング機能、ヘッドフォンの締め付け感が心地よいこと、さらに口コミでも高い評価を得ていることが購入を決めた理由です。

税込購入価格の10%分がポイント付与される家電量販店で、付与された10%分のポイントのうち5%のポイントを利用して3年の延長保証を付けることができます。

購入日は2022年11月22日でしたので、保証期限は以下のようになります。

  • 購入日:2022年11月22日
    ※ネットで購入した場合、製品到着日では無く決済日が延長開始起算日となることに注意
  • メーカー保証期限:2023年11月21日
  • 延長保証期限:2025年11月21日

メーカー保証期限から延長保守期限まで実質2年間の損害保険を、購入価格5%のポイントで契約する建付けとなります。

ある日マイクの調子が悪くなる

QC45は部屋で仕事をしているときは雑音をほとんど遮断してくれ、より集中できるようになりました。

ときには時間の経過を忘れて保育園へ迎えに行くのが遅れてしまったことも。

しかし、2023年12月上旬頃からオンラインミーティング中に、相手から「声が聞こえない」と言われることが多くなりました。

それもワイヤレスヘッドフォンを利用しているときに言われるのです。

パソコンのマイクは問題なく使えるようなので、オンラインミーリングのときだけヘッドフォンを外し、それ以外の時間はヘッドフォンを使ってその場をしのぎましたが、「もしかしたら他の箇所も調子が悪いのかも」と心配になってきました。

修理依頼へ

ヘッドフォンはほぼ毎日使っており気に入っていたので、長く使いたいという気持ちが強くなり、修理依頼することに。

既にワイヤレスヘッドフォンのメーカー保証期限(2023年11月21日)は過ぎていたものの、延長保証の保証期限内であったため、2023年12月中旬、家電量販店へワイヤレスヘッドフォンを持ち込んで修理依頼しました。

持参したもの

家電量販店に提出したのは、以下のとおり購入時の本体と付属品すべてです。

  • ワイヤレスヘッドフォン本体
  • 音声ケーブル
  • 充電用USBケーブル Type-C (A to C)
  • キャリングケース
  • 取扱説明書

ワイヤレスヘッドフォンを持参するだけでもよいかもしれませんが、付属品が故障の原因になっているかもしれませんので、付属品は全て持っていきました。

修理依頼手続きの詳細

修理窓口にてキャリングケースに入れたヘッドフォンを出し、スマホにインストールした家電量販店のアプリから購入履歴を店員に見せました。

その内容から購入記録を調べて保証期間内であることを確認いただきました。

そのあと、製品の不具合状況をなるべく詳しく伝えました。

  • マイクの調子が悪く、相手に声が届かないこと
  • 他のデバイス(スマホ等)でも、マイクの調子が悪いこと
  • 付属の音声ケーブルで有線接続しても、マイクの調子がわるいこと

これらを伝えると店員から以下の質問をされて、それらに答えました。

  • Q:いつ頃から調子がわるくなりましたか?
  • A:2週間位前から
  • Q:マイクの調子がわるくなったときに思い当たることはありませんか?
  • A:ありません。前触れもなく突然マイクの調子がわるくなりました。

それらのやり取りにより、フッドフォンと製品一式を預けることになりました。

「これからメーカーに修理手配し、修理完了次第ご登録された電話番号にショートメッセージをお送りします。ただし、メーカーは年末年始休暇となるため、少し時間がかかるかもしれません」と言われ、修理依頼書の顧客控えを貰ってきました。

新品交換の神対応

年が明けてショートメッセージによる連絡が無いまま、2024年1月10日に家電量販店から宅急便でヘッドフォンが自宅に届きました。

思ったより早く修理が終わってよかったと思い、箱を開けてみると未開封のQuietComfort 45 headphonesのケースが入ってました。

新品交換されたQC45。付属品のキャリングケース、音声ケーブル、充電用USBケーブル Type-C (A to C)も新品が入っていました。

添付された修理完了報告書の対応内容には「本体交換致しました。」と記載されたのみで、無償で新品に交換されました。

対応内容に「本体交換致しました。」と記載されたQC45の修理完了報告書

修理するものと思っていたため、新品交換は嬉しい誤算でした。

新品交換になるかは製品やタイミング次第

今回、ヘッドフォンは新品交換という嬉しい対応をしてくれましたが、いつもこのような対応をしてくれるのでしょうか。

先日、ヘッドフォンを購入した店の窓口へ電話をかけて、新品交換対応となった理由を聞いてみました。

対応してくれた店員によると、原則は修理対応だそうです。

ただし、メーカーが修理するよりも新品交換したほうが低コストで対応可能と判断したときは新品交換となることもあるそうです。

「修理するよりも新品交換したほうが低コストで対応可能」と判断されるのはどのようなケースかも聞いてきました。

  • 購入した製品の価格が高くないこと。概ね5万円以下であること
  • モデルチェンジなどで、購入した製品が販売中止になっていないこと。QC45は2021年11月15日が販売日で、修理依頼した2023年12月にも販売しておりました。

必ずしも上記のケースを満たせば新品交換となるわけではありませんが、修理交換よりも新品交換の可能性が高くなるとのことです。

修理依頼時期には注意

年末年始、ゴールデンウイーク、お盆休みはメーカーが長期休暇に入るため、通常よりも修理期間が長くなるそうです。

今回、ヘッドフォンの調子が悪くなったのは11月で12月になってから修理を依頼し、メーカーの年末年始休暇で修理期間が長くあってしまいました。そのため、少しでも調子が悪いと思ったら、なるべく早く販売店に修理依頼したほうが良いでしょう。

まとめ

今回は家電を長く利用する手段として延長保証への加入のすすめと、実際にそれが奏功して、延長保証をつけて購入したヘッドフォンが故障した際、新品交換で対応してくれたケースを紹介しました。

延長保証加入のメリットは、何よりも家電を長く使えることです。特に以下のような製品を購入するとき、延長保証の加入でおトクに利用することができます。

  • 毎日のように頻繁に利用する製品(ヘッドフォン、スマートフォン、腕時計等)
  • 携帯して利用することが多い製品(ヘッドフォン、スマートフォン、ノートパソコン等)
  • 高額な家電(エアコン、冷蔵庫、大型テレビ等)

頻繁に携帯して利用する製品は故障する機会が増えると予想されます。また、高額な家電は製品代より修理費用の方が高額になることあります。

今回、製品やタイミングによっては、新品交換してくれることもあるかもしれないことを紹介いたしました。

修理となった場合でも、製品寿命が延びることになりますので、余計な支出を抑えて家計に優しい制度ですので、しっかり活用しましょう。

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