パナソニックの電動自転車「Gyutto(ギュット)2023年版」を購入しました。
ベビー用品大手メーカー「コンビ」のチャイルドシートが標準装備されています。
コンビのベビーカーと同じ要領でシートベルトを締めることができ、電動自転車のアシスト機能がオートマチック化されているなど、製品には満足しております。
ただ、不満だったのは純正レインカバーを取付けにくいこと。
同じ電動自転車を持っている複数のパパ友に訊いたところ、皆さん口を揃えて「レインカバーは取付けにくかった」とおっしゃってました。
純正レインカバーの取付け方を、画像付きで順を追って説明いたします。
チャイルドシート用レインカバーを取付ける工程
電動自転車用レインカバーの主な取付工程は以下のとおりです。
- (1)レインカバーの構成部品を確認する
- (2)取付プレートを背もたれのエッグショックに取付ける
- (3)上カバーを取付ける
- (4)下カバーを取付ける
取扱説明書には1ページの半分程度のイラストと説明だけしかなく、イラストも少ないため、これだけで取扱説明書だけに頼って取付けるのは難しいと思いました。
レインカバーの取付け方
レインカバーの取付け方を画像付きで順番に説明します。
構成部品は取扱説明書に記載された名称で説明します。
(1)レインカバーの構成部品を確認
レインカバーの構成部品は取付ける順に①取付プレート、②上カバー、③下カバーの3つです。
取付けはすべて素手で行うことができます。工具等は不要です。
①取付プレートはチャイルドシート背もたれの「エッグショック」と呼ばれる箇所に固定するものです。
②上カバーはレインカバーの後ろ部分で、上カバー外側の下に「Gyutto」のロゴが入っています。
③下カバーはレインカバーの前部分で、透明ビニールの箇所を上にして、そこから子供を視認できるようになっています。
構成部品を確認したのち、チャイルドシートへの取付けに取り掛かります。
(2)取付プレートを背もたれのエッグショックに取付ける
これから作業番号順に作業内容を説明します。
手順1:以下画像のようにレインカバーを取付けるための土台となる、チャイルドシートの後ろ部分にあるヘッドレスト(背もたれ)を「カチッ」と音がするまで一番上にスライドさせます。
手順2: ヘッドレストを一番上までスライドさせたら、チャイルドシートのサンシェード(日差し除け)とヘッドレストを取付けるホックボタンを外します。
ホックボタンはヘッドレストの両脇に2か所あります。
手順3:【重要ポイント】取付プレートの向きが正しいか確認します。
ホックボタンを外したら、取付プレートの向きを確認します。
取付プレートの上下と裏表を確認して向きを合わせます。
上下向きはホックが上についている状態が正しい向きです。
表裏向きは面ファスナー(マジックテープ状)が外側を向いている状態が正しい向きです。
手順4:取付プレートが正しい向きになっていることを確認したのち、ヘッドレストと背もたれの間(以下画像の赤ラインで囲った箇所)に取付プレートを挟み込みます。
手順5: 取付プレートをヘッドレストと背もたれの間に挟み込んだら、チャイルドシートの前方に移動して、背もたれのエッグショック(頭を包む箇所)の外側から取付プレートを包み込むように挟み込みます。
手順6: 取付プレートをエッグショック下の部分に挟み込み、取付プレート端のゴムベルトをエッグショックの上へ回します。
手順7: 再度自転車の後方に移動し、ゴムベルトを取付プレート上部のアジャスターへ内側から通します。
手順8:ゴムベルトをアジャスターの内側から折り返して固定します。
ゴムベルトの先端はマジックテープ状になっているため、取付プレートをエッグショックに固定することができます。
手順9: 取付プレートをエッグショックへ固定したら、もう片方の面ファスナーも同じ要領でエッグショックへ固定します。
手順10:左右両側の面ファスナー固定が終了したら、チャイルドシートのサンシェードをホックボタンでヘッドレスト(背もたれ)に取付けます。
以上で取付プレートをエッグショックへ取付ける工程が完了です。
(3)上カバーを取付プレートとチャイルドシートの背もたれに取付ける
取付プレートをエッグショックに取付ける工程が完了したら、次に上カバーを取付る工程に入ります。
手順11:上カバーをサンシェードの上に置き、「Gyutto」の文字が上下逆になっていないことを確認します。
ちなみに、私は最初「Gyutto」のロゴを上下逆にして取付けてしまったため、次の工程で下カバーをファスナーで留められなくなってしまい、再度上カバーを取付け替える作業を行うことになってしまいました。
手順12:上カバーの向きを確認したら、自転車の後ろに移動し、最初の工程で取付けた取付プレート中央に上カバー固定用ベルト(以下「ベルト」)があることを確認します。
手順13:ベルトを確認したら外カバーの「Gyutto」ロゴの上に長穴があることを確認します。この長穴はベルトを通す穴です。
手順14: 長穴の位置を確認したらベルトを上カバー内側から外へ通してください。
手順15:ベルトを外に通したら長穴の上にあるベルトループの下からベルトを通してください。
手順16: ベルトループでベルトを折り返し、長穴のすぐ下にあるマジックテープ箇所にベルトを取付けて固定してください。
手順17:ベルトを外カバーのマジックテープ箇所に固定したら、自転車の横に移動します。
上カバーの内側のマジックテープ箇所を取付プレートの面ファスナー箇所へ合わせます。
手順18:取付プレートの面ファスナーと上カバーのマジックテープを付けて固定します。
手順19:反対側も同様に取付プレートの面ファスナーと上カバーのマジックテープを付けて固定します。
以上で上カバーの取付けが完了しました。最後に下カバーを取付けます。
(4)下カバーと上カバーを繋げる
手順20:下カバーの上に上カバー(ビニール状になっているカバー)を乗せます。
手順21:自転車の後方にまわり、下カバーについているファスナースライダーを下カバーのファスナーに合わせます。
手順22:ファスナーを上まで上げて上カバーと下カバーを連結させます。
手順23:ファスナーを上げたら、反対側も同様にファスナーで固定します。
手順24:ファスナーを留めたら、自転車後方に移動し、下カバー背面にバックルがあることを確認します。
手順25:背面のバックルを繋ぎます。以下が背面バックルを繋いだ状態です。
以上でレインカバーの取付けは完了です。大変お疲れさまでした。
取付後の感想
レインカバー取付後、自転車の操作性に影響は感じません。
また、子供はレインカバーを取付けた状態で自転車に乗るのが好きなようで、雨が降っていなくてもレインカバーを取付けて自転車に乗るようになりました。
冬になると晴れの日でも空気が冷たく手袋が必要になるほどです。
レインカバーがあれば子供は冷たい空気にさらされないため、冬場は天候に関わらず利用しています。
まとめ
パナソニック電動自転車チャイルドシート後ろ用の純正レインカバーは、純正レインカバー付属の取扱説明書だけでは取付けるのが難しいと感じました。
チャイルドシートはコンビ製、レインカバーはパナソニック製であることが、取扱説明書で分かりやすく説明できなかったのかもしれません。
特に取付プレートの取付けが一番苦戦する作業でした。
取付プレートの取付けが終わったら、残りの上カバーと下カバーの取付けは簡単です。
参考までパナソニック製電動自転車ギュットシリーズを購入前にブリヂストン製電動自転車ビッケシリーズと乗り比べをしたときな感想を以下記事に掲載してます。