パナソニックとブリヂストンの子乗せ電動自転車を乗り比べ!

商品レビュー

チャイルドシート付き電動自転車の購入にあたり、パナソニックとブリヂストンのどちらかにするか悩みました。

そんなとき、幸いにもパナソニックの電動自転車(ギュット・クルームR・DX 2023年モデル 20インチ、2022年12月発売)と、ブリヂストンの電動自転車(bikke MOB 2023年モデル 前輪24インチ・後輪20インチ、2022年12月発売)を一時的に借りることができました。

パナソニックは子供が小学校に入学したパパ友から借りたもの。ブリヂストンは親戚から一時的に借りたものです。

実際に2社のチャイルドシート付き電動自転車を約3~4週間利用することができました。

特に子供をチャイルドシートへ乗り降りさせやすさ、乗り心地の良さ、安全性を中心に個人的な視点から比較しました。

なお、価格は購入場所、時期等により変化するため本記事では触れません。

パナソニック「Gyutto」2023年モデル

最初に乗ることができたのは、パナソニック電動自転車「Gyutto(ギュット)」シリーズ。

モデル名は「ギュット・クルームR・DX」で、後ろに子供を乗せるタイプです。

子供をチャイルドシートに乗り降りさせた感想

パナソニックの電動自転車「Gyutto(ギュット)」シリーズには、ベビー用品製造大手の「combi(コンビ)」のチャイルドシートが標準装備されています。

ギュット・クルームR・DXに標準装備されたチャイルドシート

チャイルドシートのシートベルトは両肩と腰を固定させるベルトと、子供用のグリップがあります。

ベビーカーと同じ要領でシートベルトを締めることができるため、コンビのベビーカーを使っている方は、スムーズにシートベルトの装着が可能と思います。

グリップを停めるときは差込口に「カチッ」と音がなるまで差し込むだけ、外すときはグリップ先端の左右にあるピンを同時に押しながら引くだけで、いずれも簡単に脱着可能です。

クッションは柔らかく全体的に厚みがあります。特にエッグショックと言われる頭回りの箇所は、他の箇所よりもさらにクッションの厚みが大きく作られています。

チャイルドシートの安全性はパナソニックのほうが優れていると個人的には思いました。

漕ぎ出しの感想

初めて子供を乗せた状態で乗った電動自転車がパナソニックのギュットクルームDXでした。

体重約15kgの子供を乗せた電動自転車(車体重量約32kg)をアシスト機能無しで押すのはかなり大変でした。特にハンドルをどちらかに曲げると、バランスを崩すことがあります。

今まで乗ってきた軽量自転車のように扱った私が悪かったのですが、この時、子供を乗せた状態の自転車は、(当たり前ですが)ここまで重いのかと思い知りました。

そのため、混雑した歩道を通るとき、自転車を駐輪場から出すときなど、自転車を押して通るときは、バランスを崩して自転車を倒さないように気が抜けません。

子供を乗せた状態で自転車を押すとき、ゆっくりハンドルを曲げる、ハンドルを曲げる際は、腕に力を入れてバランスが崩れるのを防ぐようにしました。

漕ぎ出せばアシスト機能が働き、安定して走ることができます。

アシスト機能で走った感想

アシスト機能はパワー、オートマチック、ロングの3モードあり、走行中にモード切替が可能です。

パワーモードは下り坂を除いて強アシストとなるモード。子供を乗せないで早く走りたいときに使いました。

オートマチックモードは、走行状況に応じて自動的にアシスト力を調整するモードです。漕ぎ出しや上り坂などペダルに負荷がかかるときは強アシスト、平坦な道は中アシストに自動的に切り替わるモードペダルに切り替わります。

ロングモードは漕ぎ出しや上り坂でも中アシストまで、平坦な道は弱アシストと、強アシストはにはならず、自分でしっかり漕ぐことが求められます。

パワーモードやロングモードに切り替える必要性を感じることはなく、オートマチックモードだけでも十分ではないかと思いました。

バッテリーの消耗具合

自宅から約1km離れた保育園まで送り迎えで、バッテリーを充電する目安である残量10%になるまで、約3週間かかりました。保育園までは平坦な道で、ほとんどオートマチックモードで走りました。

なお、送り迎えに加え、坂道での走行状態を確かめるため、同じ坂を計3往復しています。3往復のうち、1往復は子供を乗せて、2往復は子供を乗せないで走りました。

単純計算すると1km x 21日 x 2回 = 約42km+約3km (坂道3往復)、走行距離は約45kmです。

バッテリーの残量表示は、フル充電(残量100%)から残量20%までは10%単位、残量20%未満は1%単位で残量が表示されます。

感覚的にはフル充電状態から残量50%になるまでに約2週間、残量50%から残量10%になるまでに約1週間かかったように感じました。

残量が少なくなればなるほど減り方が早い印象を受けました。

残量10%からフル充電までの充電時間は約5時間でした。寝る前に充電すれば気になりません。

パナソニックの優れたところ

コンビ製チャイルドシートを取り入れたことで、チャイルドシートはパナソニックのギュット・クルームDXは、子供の身体を守ることに重点を置いているように感じます。

ギュット・クルームDXを貸してくれたパパ友によると、自転車のデザインやカラーバリエーションの多さはパナソニックの方が優れていると言ってましたが、これは好みによるものでしょう。

個人的な見解から申し上げると、デザインの良し悪しは各々の好みによるところが大きく、よっぽど変わった外観でない限り、良し悪しの判断を付けるのは難しいと考えます。

子供のリアクションは?

子供をギュット・クルームDXに乗せたとき、乗せるのと降ろすのは共に嫌がらずスムーズに乗ってくれました。

走行中下り坂で速度が上がると「はやい、こわいよ、、、」と言ってきたものの、平坦の道では大人しく乗ってくれました。

ブリヂストン「bikke MOB dd」2023年モデル

パナソニックの電動自転車を利用した後、ブリヂストンの電動自転車を利用しました。利用したモデル名は「bikke(ビッケ) MOB dd」です。

パナソニックと同様、チャイルドシートが後ろに着いたタイプでした。

子供をチャイルドシートに乗り降りさせた感想

チャイルドシートのクッションはパナソニックと桑らべやや硬めで、頭回りのクッションの厚さはブリヂストンのほうが薄くコンパクトです。

ビッケモブddのチャイルドシート

チャイルドシートのシートベルトは両肩から腰を固定するベルトと、子供のグリップ変わりとなる開閉ガードがあります。この点はパナソニックと変わりません。

前輪より後輪が小さく設計されているため、チャイルドシートの位置も低くできるようになっています。

ただし、実際に乗ったモデルのサイズは前輪24インチ、後輪20インチでしたので、前後輪20インチのパナソニックと比較して、それほど大きく変わるものではありませんでした。

サンシェードが標準装備されていない点がパナソニックと異なりますが、別売りのレインカバーを取付けることでサンシェード代わりになるため、サンシェードが無いことで特段大きなデメリットになるとは思いませんでした。

漕ぎ出しの感想

車体が重いというのが第一印象。

車体重量は約35kgで、パナソニックより約3kg重いです。ただし、電動アシスト機能を使えば、車体重量は気にならなくなります。

パナソニックの電動自転車で、子供を乗せたときの電動自転車の扱い方には慣れてきたため、ブリヂストンの電動自転車を使い始めるとき、慌てるようなことはありませんでした。

アシスト機能で走った感想

アシスト機能では「パワー・オート・エコ」の3つのモードがあります。

オートモードは、ペダルへの負荷を掛けないように走ると、自動的にアシストを強くしてくれます。それもゆっくりと強くしてくれるので、急発進ということはありません。

パワーモードは、常にアシスト機能が働くモードで、スピードを出したいとき、上り坂を走るときに便利なモードです。

エコモードは、バッテリー消耗をできる限り防ぐようにできており、平坦な道でゆっくり走るときにしかアシスト機能が働きませんでした。

最も長く利用していたのがオートモードです。

走行中にハンドルの左部分にあるアシスト機能のモード切替をする必要が無く、自動的にアシスト力を調整してくれるため、パワーモードとエコモードではほとんど走ることがありませんでした。

ちなみに残量10%からフル充電にするまでの時間は4時間弱だったので、パナソニックよりも充電時間は短い印象を受けました。

バッテリーの消耗度合い

ブリヂストンは走りながら自動充電する機能が搭載しています。

自動充電機能はパナソニックにはないブリヂストンだけの機能です。

左ブレーキをかけると回復充電すること、走行中にペダルと止めると前輪モーターが発電してバッテリー充電する機能が付いています。

約1km離れた保育園まで送り迎えで、バッテリーを充電する目安である残量10%になるまで約4週間かかりました。また、パナソニックで走った同じ坂道を、同じ条件で3往復走りました。

単純計算すると1km x 28日 x 2回 = 約54km + 約3km(坂道3往復)、走行距離は約57kmです。

バッテリーの残量表示は、100%から96%まで「FULL」と表示され、95%から20%までは5%単位、残量20%未満は1%単位で残量が表示されます。

2週間利用してもバッテリー残量は60%と表示されていたことから考えても、バッテリーはブリヂストンの方が長持ちの印象が残っています。

ブリヂストンの優れたところ

下り坂でスピードが出すぎないよう、前輪にモーターブレーキが搭載されています。

スピードが出た状態で、左ハンドルの前輪ブレーキをかけると、モーターブレーキが作動して、いち早く減速できます。

技術的な仕組みは違うものの、自動車で下り坂を走行時に、アクセルを踏まずにエンジンの回転速度を落として減速するエンジンブレーキのような感覚です。

上り坂で電動アシスト機能が、下り坂でモーターブレーキ機能が活躍するため、坂道で利用する際の安全面では、ブリヂストンの方が優れていると思いました。

子供のリアクションは?

ギュットの利用期間が終わり、bikke(ビッケ) MOB ddの試乗期間が始まった時、自転車の色が異なるため「これ、違う自転車だよ」と指摘してきました。ギュットは黄色、ビッケはシルバーです。

「今日は違う自転車に乗ってみるんだよ」と伝えると、子供はすんなりビッケに乗ってくれました。乗り降りで特段嫌がることはなく、走行中も大人しくしてくれました。

なお、下り坂は子供が怖がらないよう速度を落として走行したため「こわい」とは言われませんでした。

鍵を締めるとき気になること

パナソニックのギュット・クルームの鍵施錠時、後輪スポークの反射板が引っかるところが気になりました。

反射板がサークルロックの通る位置にあり、結構な割合でサークルロックと反射板が干渉して、施錠できないことがありました。

その都度サークルロックを通すため後輪を回す必要に迫らせます。

パナソニック ギュット・クルームシリーズの後輪スポークについている反射板

致命的なデメリットではないものの、施錠時感覚的に3回に1回の割合で反射鏡かスポークに引っかかりり、地味にストレスとなります。

スポーツリフレクターの効果は限定的?

この地味なストレス解消を目的として、後輪の反射板を外し、自転車用スポークリフレクターを取付けました。

鍵と干渉する箇所を減らしスムーズな施錠を期待していました。

反射板の代わりに取り付けたのは、100円ショップで購入した自転車用スポークリフレクターです。

反射板は中央の白い特殊ピンをマイナスドライバーで半時計周りに一周回すとはずれます。もしマイナスドライバーが無い時は、代わりに10円硬貨を使ってピンを回すことが可能です。

反射板の代わりに利用したスポークリフレクター

約5センチの白いビニール樹脂を、スポークに巻き付けるタイプですので、サークルロックに干渉せずに後輪の視認性を維持することができます。

スポーツリフレクターの取付方法が記載されたケース裏

スポーツリフレクターに変更後、サークルロックがスポークと干渉する割合は減ったものの、感覚的には4回に1回程度は依然として引っかかるました。

労力の割に大幅にストレスが解消されたわけではない、というのが交換後の感想です。

スポークリフレクター取付後の後輪。反射板が無くなり、サークルロックに引っかかる頻度はやや減った。

なお、ブリヂストンのビッケモブはスポークに反射板が付いていないため、感覚的にブリジストンのほうが引っかかる回数が少ないかな、と思うものの、パナソニックギュットと大きく変わらず、誤差の範囲内かもしれません。

まとめ

当初、自転車は最大手のブリヂストンが一番安心だろう、と考えていましたが、ブリヂストンとパナソニックを乗り比べしてみると、バッテリーやチャイルドシートなどで両者に特徴はあるものの、電動自転車としとしては両者甲乙つけ難いと思います。

以下が比較結果です。

チャイルドシートの乗り心地について

パナソニックはコンビのチャイルドシートを採用して、安全面と安心感を全面に出しています。標準装備サンシェードが標準装備されています。

ブリヂストンは自社製のチャイルドシートですが、子供の頭部まで保護された作りになっています。サンシェードは標準装備されていません。別売りのレインカバーはサンシェード機能があるため、レインカバーを購入することを想定されているのかもしれません。

漕ぎ出しについて

初めて子供を乗せた状態で乗った電動自転車がパナソニックであったため、最初はバランスを崩して自転車を倒しそうになりましたが、慣れれば問題ありませんでした。

ブリヂストンも慣れれば問題ありません。

バッテリーの消耗具合について

パナソニックはバッテリーの充電が必要になるまでほぼ毎日利用して約3週間、同条件でブリヂストンの場合は約4週間でした。

ブリヂストンのほうがバッテリーは長持ちしますが、充電する頻度は約1カ月に1回ですので、利用時に不便と感じません。

自分の場合は、子供が小学校入学後、チャイルドシートを外して利用することが念頭にあったため、乗り比べしたあと、バッテリーが長持ちするブリヂストンにしようと考えましたが、パナソニックで採用しているコンビのチャイルドシートが私達にとって安心と感じたこと、また、子供がコンビのチャイルドシートを気に入ったことが決め手となり、パナソニックを選択することになりました。

子供の「これ(ギュツト・クルーム)がいい!」との一言がなければ、ブリヂストンのビッケ・モブを選んでいたかもしれません。

この記事執筆時で、パナソニックのギュット・クルームDXを購入、利用開始から約2カ月が経過していますが、パナソニックの電動自転車に不満はありません。

安全面で懸念であった漕ぎ出すまでの転倒リスクは、しっかりと支えることを意識しておけば、慌てるようなことはなく、そのうち気にならなくなりました。

電動自転車のおかげで保育園への子供の送り迎えが楽になったこと、ならびに、出かける行動範囲が広がったこと、は買ってよかったと思っています。

どちらの電動自転車を購入するか迷っている方の参考になれば幸いです。

参考までパナソニックギュットの純正レインカバーの取付方法について以下記事で紹介しております。

タイトルとURLをコピーしました