【四谷消防博物館】消火活動シミュレーターが人気!混雑を避けるにはいつ行くべきか?

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東京都新宿区にある四谷消防博物館は、博物館というより「テーマパーク」と言ってもいい施設です。

そこの消火活動シミュレーターは本格的でおもしろい!そして、入館料無料というのが魅力

体力を温存しておきたい親にとって、子供を満足させてくれる四谷消防博物館は大変ありがたい存在です。

四谷消防博物館の人気遊具の楽しみ方、ならびに気を付けたほうが良いことなどを紹介いたします。

四谷消防博物館とは

四谷消防博物館は東京消防庁が運営する消防に関する歴史や資料、機器などを展示した博物館で、東京都新宿区の四谷消防署に併設されてます。

来館者のほとんどが親子連れで、子供の年齢は未就学児がほとんどですが、小学生低学年の子供もちらほら見かけます。

四谷消防博物館へのアクセス

電車、路線バス、自動車のいずれでもアクセス可能ですが、東京メトロ四谷三丁目駅に直結しているため、電車で行くのが一番便利です。

電車でのアクセス

東京メトロ丸ノ内線四谷三丁目駅が最寄り駅です。四谷三丁目駅の2番出口から直接地下1階の四谷消防博物館に入ることができます。

都営新宿線曙橋駅からでも徒歩でアクセスできますが、曙橋駅から四谷消防博物館まで上り坂です。

丸ノ内線でアクセスが可能であれば、四谷三丁目駅の2番出口に直結している四谷三丁目駅が最も便利です。

自動車でのアクセス

消防博物館には駐車場が併設されておりません。

もし自動車で行く場合、近隣に小規模なコインパーキングの利用をお勧めします。

四谷消防博物館前を通る新宿通り(国道20号線)を四谷四丁目交差点から四谷三丁目交差点へ向かう際、四谷三丁目交差点の一つ手前の路地(暗闇坂:くらやみざか)へ入ったところにコインパーキングがあります。

暗闇坂は一方通行ではないため、靖国通りからも入ることはできますが、新宿通りは中央分離帯があるため、四ツ谷駅方面から新宿方面の車線から暗闇坂に入ることはできません。

SANパーク新宿愛住町2 5台駐車可能
ティーファス新宿愛住町 3台(内1台軽)駐車可能
PARK MAX愛住町 7台(内1台軽)駐車可能

これらコインパーキングが空いていない場合、四谷消防博物館から800メートル程離れますが、新宿御苑の駐車場を利用するもの一案です。

新宿御苑の駐車場は、普通車約200台駐車できるスペースがあるため、花見シーズンを除けば満車ということはほとんどありません。

料金は20分300円、以後20分毎に300円加算されます。新宿御苑入園者は最初の2時間まで600円、以後30分ごとに200円加算となり、新宿御苑へ入園すると単価が100円安くなります。

新宿御苑大木戸門のとなりにある新宿御苑駐車場

新宿御苑に入園した場合、駐車場から出るとき駐車券とともに新宿御苑入園券を係員に渡すと、新宿御苑入園者の料金が適用されます。

路線バスでもアクセス可能

丸ノ内線で行くのが最も便利ですが、路線バスでもアクセス可能です。

都営バスの【四谷三丁目駅】を下車して徒歩約1~2分です。以下のふたつの路線が四谷三丁目駅に停まります。早81は1時間に2本程度ですが、品97は1時間に4-5本のバスが運行しております。

【品97】品川駅高輪口ー新宿駅西口

【早81】早大正門ー渋谷駅東口

品97の新宿駅西口行きと早81の渋谷駅東口行きのバスは、四谷三丁目駅の停留所が同じです。

ただし、品97の品川駅高輪口行きの停留所と、早81の早大正門行きの停留所は、同じ四谷三丁目駅の停留所でも、少し場所が異なりますのでご注意ください。

子供と楽しめる四谷消防博物館の施設

四谷消防博物館内の施設のうち、子供と一緒に楽しめる施設を紹介します。

消防博物館の一番人気、シミュレーター

3階にあるシミュレーターは1番人気のアトラクションで、土曜日曜はいつも列が出来ています

消火ホースでプロジェクターに移された炎に向かって放水する感覚は、他のゲームでなかなか味わうことのできず、さらに鎮火するのも難しく設定されているため、何度やっても飽きません。

巨大なスクリーンに消防隊員目線のアニメーションが映し出され、消防車を運転し火災現場に駆け付け、消火ホースを操作して消火活動を行います。

運転席に据え付けられた液晶モニターに地図が表示され、プロジェクターにはドライバー目線の画面が表示される

ふたりで一緒に遊ぶことができるよう消火ホースは2つ設置されています。子供が一人の時は、親御さんと一緒に消火されていることが多いです。

消防署から消防車が出動する様子がプロジェクターに映される

ひとりで遊ぶメニューもあります。アトラクションの所要時間は約6~7分です。

難易度は「かんたん」と「むずかしい」の2種類から選ぶことができます。

「むずかしい」を選ぶと、消防署から火事現場までの距離が遠くなり、火事の規模も大きくなります。

息子は既にこのシミュレーターを10回以上やって、ようやく「むずかしい」の設定で、時間内ギリギリに火事現場へ到着できるようになりました。

火災現場に到着すると消防車から降り、消火ホースを操作して消火活動に取り掛かります。

火災現場到着後、運転席からプロジェクタースクリーン前のホースへ移動するよう指示される

炎が10個以上映し出され、ひとつひとつ確実に消火していかなければなりません。

火は上に燃え広がるため、下の階の炎から消していくのがコツです。上の階の炎を消しても、下の炎が残っている場合、また炎が表れてしまいます。

炎の下側火元に狙いを定めて消化ホースで水を掛けると早く炎が消えます。下の階の炎を全て消した後、上の階の炎を消すという手順で消していくことです。

消火現場に到着し、運転席から降りて消化ホースを操る様子。結構本格的

個人的に大人でも鎮火が難しいと思いました。

それだけ「消火活動はとても大変!」と消防庁からのメッセージが込められているのかもしれません。

土曜日曜にしか行ったことはありませんが、シミュレーターはいつも長蛇の列を作っています。

列に並ぶ際、1回あたりのゲーム時間約7分x並んでいる組数でおおよその待ち時間を見込めます。

先日、最高気温37℃の日曜日に四谷消防博物館へ行ったところ、開館と同時に3階のシミュレーターで遊び、ゲームが終わったときは既に6組の方が順番待ちしておりました。

保護者が2名以上で来ている場合は、保護者1名列に並んで順番待ちしておくと、子供を退屈させずに済むと思います。

5階フロア野外のヘリコプター実機搭乗

5階フロア野外に展示されたヘリコプターは、東京消防庁航空隊が1972年から1983年まで運用していた消防ヘリコプター初代「かもめ」号で、フランス エアロスパシアル(現エアバスグループ会社)が製造したものです。

ヘリコプターのコックピットの計器に触れることができる貴重な機会となるため、この展示物も人気があり土曜日曜祝日は混んでいます。

ただし、展示ヘリコプターは野外にあるため、天候によっては公開しない日もあるのでご留意ください。

最高気温37℃の日は機体が熱くなりやけどの恐れがあるため、展示しておりませんでした。

雨の日も基本的に公開しておりません。

公開しない日は、フロア野外へは出ることができないようドアに鍵がかけられています。

非常に古い機体ですが、コックピットの計器には「燃料計」「高度計」など、日本語で書かれた計器名のシールが貼られており、何を計測する計器かわかるようになっています。

初代「かもめ」号のコックピット。主に男の子が並んでおり、皆熱心に計器類を触っていました

ヘリコプターの扉は左右ともに開いています。両扉には補助台が設置されているものの、子供が計器に夢中になると、身体のバランスを崩して扉から落ちてしまうこともあります。

子供がヘリコプターに乗っているときは、後部座席に乗って子供をすぐに支えられるように後部座席で見張っていると安心です。

ジオラマ 防災ステージショーが人気

3階ではジオラマ風のステージショーを見ることができます。写真の緑色のボタンを押すとショーが始まります。

所要時間は約7分。いったん終了すると、次回の開始まで約5分かかり、ショーの準備ができたら、ボタンが緑色に点灯します。

ジオラマの木が反転することで野次馬が現れたり、住宅の窓にモニターが設置されており、火事発生から救助、鎮火までをジオラマの世界で完結される作りになってます。

奥のモニターでショーのアニメーションが流れるようになっており、小さな子にもストーリーを理解できるよう工夫されています。

ステージショーのジオラマの外観。ショーが始まると子供達が集まってくる

土曜日曜祝日は最前列の場所がすべて埋まってしまうことがあります。

最前列で観たいときは、一度ショーが終わるのを待ってから、最前列を陣取り最初から観ることをお勧めします。

ショーが一度終了すると次のショー開始まで準備で数分待つことがあります。

2022年春に行ったときはジオラマ内の消防署から火事現場まで消防車と救急車の模型が移動し、消火活動が終わり次第、消防車と救急車の模型が消防署へ帰還するようになってました。

2023年7月時点では次のステージショー開始までの時間短縮などの理由で、消防車と救急車の模型は移動せず、消火現場に停車したままととなっております。

ミュージアムショップ、消防車・消防車展示、休憩エリア

地下1階にはミュージアムショップがあり、消防車のミニカー、Tシャツ、筆記用具などが販売されています。

消防車ミニカーは日本だけでなく、海外で活躍する消防車ミニカーも販売されてます。

昔に活躍した消防車や救急車の実物が7台展示されています。消防車には乗ることはできませんが、救急車は患者を載せる後部座席に入ることができます。

後部座席に患者を載せるストレッチャーや、医療機器のレプリカが搭載されており、よく見る救急車の内部がどうなっているか気になっている子にとって興味深い展示物です。

地下1階には休憩用の椅子が複数置いてあり、約20名位座れるスペースがあります。10階ラウンジにも休憩用の椅子がありますが、そこが満席の時はここで休憩するのも良いと思います。

四谷消防博物館の他の見どころ、気を付けたほうがよいこと

他に気を付けたほうが良いことを紹介します。

土日祝日の雨の日、暑い日、寒い日は午前中に行くべし

土曜日曜祝日は、混雑していることが多いです。

特に雨の日、暑い日、寒い日など、野外で遊ぶのが制限されるときは、普段の土曜日曜祝日より更に混雑します。

シミュレーターの待ち時間が30分を超えることもありますので、午前中に行くことを強くお勧めします。

点検で使えない日もある

シミュレーターは点検で終日使えない日もあります。

四谷消防博物館の公式ホームページには、シミュレーターの点検予定日は明記されていないため、どうしてもシミュレーターで遊びたい場合、事前に四谷消防博物館(電話番号:03-3353-9119)へ電話で問い合わせしてみることをオススメします。

入館時に渡されるストラップの返却を忘れないこと

四谷消防博物館へ入館時、職員さんから入館証と記載されたネックストラップを渡され、消防博物館を出るとき返却用の箱に返却します。

1家族にひとつ渡される入館証が入ったネックストラップ

退館時に1階と地下1階に設置された返却用の箱に入館証入りのネックストラップを返却することを忘れないように注意しましょう。

入館証が入ったネックストラップ返却用の箱

一度返すのを忘れたことがあり、電話で忘れた場合はどうすればいいのか聞いたところ、次回来館時に返していただければよい、と回答を得ました。

10階ラウンジで飲食可能

10階には飲食ができるラウンジがあります。ドリンクの自販機がおいてあり、ここで休憩することができます。おしゃべりしているママさんたちが多くいらっしゃいます。

ラウンジはガラス張りになっており、西側新宿方面、東側四ツ谷駅方面の景色を眺めることができます。

東側と西側の近くに遮る建物はないため、西側は新宿の高層タワー、西側はコモレ四谷を望むことができます。

飲み物は持参するのが望ましい

飲み物は10階ラウンジの自動販売機で購入できますが、ほしい飲み物がなかったり、売り切れということもあります。

そのため飲み物を持参するかコンビニエンスストアなどで購入して持参することをおすすめします。

四谷消防博物館前の新宿通りを渡ったところにセブン-イレブン四谷3丁目店があります。

階段を使って素早く移動

四谷消防博物館には2基のエレベーターが設置されておりますが、1基あたり大人8名くらい乗れません。ベビーカー1台が入ると大人3名で満員です。

さらに、エレベーターの速度が遅いこと、ワンフロアあたりの高さが高いことから、エレベーターでの移動には結構時間がかかった印象が強く残ってます。

2分以上待ったことも一度や二度ではありません。

既に歩ける子供と一緒のとき、ワンフロアやツーフロア程度の移動であれば、階段を利用すると素早く移動できます。

階段は広くて大人と一緒に歩けるようになっています。

まとめ

四谷消防博物館は、子連れの家族にとって大変ありがたい施設です。

無料で駅近という点もGoodPoint。

無料でアクセスしやすいため、土曜日曜祝日はとても混雑します。

特に雨の日や暑い日は大変込み合います。そのため、午前中に行くことをお勧めします。

平均的な滞在時間は60分~90分くらいです。

混雑すると1階のベビーカー置き場が無くなります。置ける台数は30台位です。

1階のベビーカー置き場のスペースが無くなると、5階のベビーカー置き場まで移動しなくてなりません。5階に置ける台数は10台位。1階と5階が共にスペースが無くなった場合は、10階のラウンジに置くようにいわれます。

小さな子供と行くときは、9時半の開館時間に行き、空いているうちに遊べば、子供がぐずったときも安心です。

四谷三丁目駅の近くにはガスト、サイゼリアなどリーズナブルなレストランがありますので、四谷消防博物館で遊んだあとランチタイムに利用するのも良いと思います。

2017年頃から在日外国人の親子連れや、海外からの観光者も観光者も良く見かけるようになりました。

次の週末にどこへ連れて行こうかと悩んでおりましたら、候補に入れてみてはいかがでしょうか。

なお、四谷消防博物館の近くに「東京おもちゃ美術館」という木のおもちゃで遊べる施設があります。以下記事にて東京おもちゃ美術館を紹介しております。

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